sashiougitanpopoのブログ

さいたま市西区の学習塾 学研指扇たんぽぽ教室のブログです

学研指扇たんぽぽ教室のおススメの本

学研指扇たんぽぽ教室のブログをご覧いただきありがとうございます。今回は学研指扇たんぽぽ教室のおススメの本のご紹介です。

 

「どしゃぶり」
おーなり由子     文
はたこうしろう 絵

 真っ青な空に 突然わき上がる雲。 ぽつっ!ぽつっ!雨だ!
 空のにおい 、 地面のにおい… そして 傘に落ちる 雨の音は 太鼓のよう。
 とんとんとん 、 ずだだだ、 じゃばばば… 土砂降りの雨を 存分に楽しむ ぼく。 雨って こんなに 色々な音を 奏でていたかな ? 
音読するのには 少し難しい オノマトペが たくさん出てきますが 読んでいるうちに “ぼく”みたいに 雨の中で びしょびしょになって 遊びたくなります。 
力強く美しい絵と 音楽のような文章で、 読み終わると 雨の日が待ち遠しくなる そんな一冊です。

「はっぴぃさん」
    荒井良二

 困ったことや 願い事を聞いてくれる はっぴぃさん。 山の上の 大きな石の上に 時々来るという。壊れた町に住む 何でものろのろの“ぼく”、 何でも慌ててしまう “わたし”は、 このはっぴぃさんに会いに行きます。 
 はじめに山の入り口でぼくと わたしは出会います。 そして、ぼくはのろのろと、わたしはどんどん 山を登ります。 森を抜けるとはっぴぃさんさんの大きな石! ニ人は石の上に座り、 『どうぞ 願いを聞いてください 』と思いながら はっぴぃさんを待ちます。 さて はっぴぃさんはニ人の前に現れるのでしょうか…
  自分にとっての短所も見方を変えれば長所と取れる。 二人で話すうち、最後はニ人ともすっきりした気分で山を下ります。
  親である私たちは、日頃 子どもの良くないところに 目が行きがちです。 ネガティブわーどをポジティブワールドに 言い換えて考えるとみんな “はっぴぃ”になれそうです。最後のページの二人を見守る夕日が、とても温かな気持ちにさせてくれます。