sashiougitanpopoのブログ

さいたま市西区の学習塾 学研指扇たんぽぽ教室のブログです

学研指扇たんぽぽ教室のおススメの本

学研指扇たんぽぽ教室のブログをご覧いただきありがとうございます。今回はおススメの本のご紹介です。

今年はうさぎ年。新年最初にご紹介するのは、私の大好きな絵本です。
原題は『THE RABBITS' WEDDING』です。

 毎日一緒に楽しく遊んでいる白いうさぎと黒いうさぎ。しかし、黒いうさぎは、時折立ち止まっては悲しそうな顔で考えこんでいます。白いうさぎが心配そうにたずねると
『ぼく、ちょっと考えていたんだ。』と答えます。そして黒いうさぎご願っていたのは、白いうさぎといつまでも一緒にいられますように、ということ。
 
2匹が野原で楽しく遊ぶ様子と、近づいて話す姿が交互に描かれています。
フワフワした毛並みや、心の動きが表れた
表情は、声を発するのではないかと思われるほど、いきいきとしています。
 森の動物達に見守られての結婚式の様子ではみんながおめでとう!と言っているようです。
読み終わる頃にはとても温かな気持ちになります。ぜひご一読くださいね。

「いっしょにきしゃにのせてって!」
ジョン·バーニンガム 作
長田 弘 訳

 二冊目は「いっしょにきしゃにのせてって!」。男の子が、夜 寝室でおもちゃの汽車で遊んでいるとお母さんから『早く寝なさい。』と言われ、おもちゃを出したまま、犬のパジャマ入れを抱いてベッドに入ります。
しばらくすると、『出発します。』と汽車が動き始めます。
『君の汽車にぼくも乗せてってよ。』と、象、アザラシ、鶴···と、悩みを抱えた動物達が次々と乗り込んできます。
動物達の悩みは、牙を切られたり、海の水を汚されたり森の木を倒されたり、と人間によって住みかを終われている現状。
男の子の夢の中で、自然とのつきあい方を考えさせられるお話です。

 朝日に始まり、花畑、雨、雪の中、と幻想的な風景の中を進む力強い汽車と、動物達のコミカルな表情が交互に描かれ、ジョン·バーニンガムの世界に引き込まれていきます。