sashiougitanpopoのブログ

さいたま市西区の学習塾 学研指扇たんぽぽ教室のブログです

時計教室を開催しました。

自分だけのオリジナル時計を作りました。だれでも読める時計をつくろう!というテーマです。

はじめに『とけいの本』という絵本を読みました。長針と短針がキャラクターになっていて、楽しく時計の仕組みを教えてくれます。みんなで読み終えて、さて時計作りの始まりです。

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文字盤の“分”のめもりを書くのは大変でしたが、みんながんばって取り組むことができました。

パーツの色紙は各自で選び、カラフルな素敵な時計が出来上がりました!

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 さて、今回は時計と時間について少しお話させていただこうと思います。

学研教室のすべての教材には、その教材を始めた時刻と終わったの時刻を記入する欄があります。これは子どもたちに時刻を把握してほしい、また1枚にかかる時間を意識して集中して学習してほしいという意図によるものです。

小学校では1年生で時刻の読み方を学びます。そして2・3年生では時刻と時間を学びます。改めてですが、時刻とは〇時△分のことで、時間は時刻Aと時刻Bの間隔のこと。時刻は瞬間、時間は時刻と時刻のあいだ、ですね。
わたしたち大人は小さい頃からアナログ時計を見て育ったので、時計の長針が1周回って1時間だとか、長針の位置で大体の時刻をつかみ、ちょうどの時刻まであと何分かということを感覚として捉えることができます。
いまの世の中、どこを見てもデジタル時計があります。すると、子どもたちはデジタル時計に表示される数字(時刻)のみを目にすることになります。たとえば1時間の枠で何かをやっていて40分たったとします。残り時間の20分をとらえるには短針の位置で分かった方が感覚的につかむことができるのではないでしょうか?でもデジタル表示に慣れているとアナログ時計の針の位置で時間をとらえる力をつけることはなかなか難しいと感じます。
頭の中に時計の針が自然に思い浮ぶようになればしめたもの。習慣づけには毎日何度でも目にする機会を持つことが近道なのではないでしょうか。

アナログ時計が優れている、と受け止められるようなお話をしていますが、実は中学入試問題で時計についての問題がいくつか出ているのをご存じでしょうか?特殊算と言われるものの中に『時計算』という問題があります。これは長針と短針がつくる角度を求めたり、2つの針が重なる時刻を問うたりするものです。例えば「10時10分の時に長針と短針がつくる角度を求めなさい。」「3時と4時の間で長針と短針が重なる時刻はいつですか。」というような問題です。角度を学習した4年生以上ならば考えられると思います。ぜひご家族で一緒に解いてみてください。