学研指扇たんぽぽ教室のブログをご覧いただきありがとうございます。今回がイベント報告の最終回です。
「子ども哲学対話」
哲学対話の目的は、普段気にしない当たり前のことについて、疑問を持ち、じっくり考えることです。
今回のテーマ
①『ウソをつくのは悪いこと?』
初めの問いかけは、みんなウソをついたことある?と聞くと正直にある❗️と答えてくれました。
●ウソをつくと···
·人を嫌な気持ちにしてしまう。
·自分も嫌な気持ちになる。
·小さなウソなら大丈夫そうな気がする。
●ついていいウソと悪いウソってあるのかな?
·大人が子どものことを考えて、(子どもにしっかりしてほしい)つくウソはいいウソ。
·相手のことを思いやっていうウソはいいウソ。
·テストが100点じゃないのに100点だった、というのは悪いウソ。
·人が嫌な気持ちになったり、自分も嫌な気持ちになる(叱られる)のは悪いウソ。
●何でウソをついちゃうのかな?
·褒めてほしいから。
·叱られたくないから。
子どもたちなりに自分以外の人の立場に立っていろいろ考えて話し合いました。
②『何で勉強しなきゃいけないの?』
いきなり投げかけた質問に、
·大人になって困らないように。
·将来やりたい仕事につ
くために。
●勉強するとどんないいことがある?
·仕事につながる。漢字が読めないと仕事ができない。
·敬語が使えないと失礼になる。
·知識があると命が守れる。
·掃除や料理を勉強すると生活に役立つ。
●もしも勉強はしなくていいよ、と言われたら?
·自分からやった方がいいなと思う。
·自分で働いてお金を稼ぐ(自立する)ためには勉強しなくてはと思う。
·自分が成長するために勉強した方がいいと思う。
日頃、親から『勉強しなさい』と言われると反発するけれど、子どもたちは勉強の必要性もしっかり考えられていることに感動しました。
はじめは緊張した雰囲気でしたが、話が進むにつれ発言も活発になってきました。
異学年の子どもたちが集い、ひとつのテーマについて考え、話し合う機会は貴重な体験です。
子どもたちの真剣に考える姿、表情がとても新鮮で楽しい一時でした。
今後も企画していきたいと思います。